踵やコバの仕上げは、革包丁で形を整えた後に、木ヤスリ、ガラス、サンドペーパーの順でコバ面や踵の側面をピカピカ、ツルツルになるまで磨きます。
このあと、熱したコテを使って、コバ面や踵の側面にロウを塗り込みます。ロウを革にしみ込ませることで、革を強化するとともに自らも保護する役割があります。出し縫いの糸の部分もロウを塗り込みます。
革の上に余分なロウが残っているので、布を使って強く擦り摩擦で溶かしながら、ピカピカになるまで奇麗にロウを拭き取ります。この作業は結構汗をかきますが、どんどん奇麗になるので楽しい作業でもあります。
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