レディースのサドルシューズを吊り込みしました。
吊り込みの基本は、アッパーの革をワニという工具を使って引っ張りながら釘で留めていきます。釘で留める箇所は、つま先を3箇所、踵も3箇所、ウエストを4箇所の10点留めが基本になります。この基本の吊り込みでおおよそ木型にアッパーをフィットさせます。
基本の吊り込みが終わったら、踵の革に皺が出ないように吊り込みを行い、最後につま先部分の革に皺が出ないように吊り込みを行います。踵よりもつま先の方がラウンドがきついので、沢山釘を打って皺が出ないようにするのが大変になります。このため、男性のサイズより小さい女性の靴の方が吊り込みは難しいことになりますね。
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